建主は81才と70才。50年前、結婚記念に夫婦で植林し育てた杉で建てた家である。壁材も地元のシラス(火山灰)を使った壁とし地産地消をめざした。
この先も、両親が気ままなで豊かな暮らしができる家であり、車椅子になっても安全・安心して自立した生活を送れるように、動線計画をした。
まさに「終の棲家」としての役割を果たす木造住宅である。
依頼者は30代半ばのご主人と30代前半の奥様。2人のお子さんの子育て中である。これまでのライフスタイル、これからのライフスタイル、そして立地条件を検討し、キッチン・ダイニング・リビング・和室が一体化したL字型のプランを提案した。対面式キッチン、開放的な吹き抜け、ファミリールームなどご家族全員の暮らしを豊かにする要素を盛り込んだ住宅である。
コンセプト
・住み継がれる、資産価値のある家づくり、家としての基本性能を重視
・「広さ2倍、光熱費は今までの1/4!」広くても光熱費の少ない家づくり
建築地が、横浜市の「まちの不燃化推進
事業の重点対策地域」(地震により発
生する火災で、特に被害が大きいと想
定される地域)に位置していたため、
平屋の建物だが準耐火建築物となってい
る。室内は無垢材を使用し、天井高さも
通常より高くすることにより、柔らかく
明るい空間になっている。
住宅密集地にある狭小宅地を活かした、
アメリカンアンティークショップと
夫婦二人暮らしの住まい。
屋上のテラスからは江の島を望むことが
でき、コンパクトながらも豊かな暮らし
を楽しむことができる住宅である。
旗竿敷地をフル活用し、3世帯の住まいの要望を叶える。木造2階建の住宅
(遮熱材仕様とした外断熱工法)
*地球環境に負担をかけない家づくり(建物自体の性能UPを基本)
・安心・安全で、代々住み継がれる家。
・気密性の高い家 (ランニングコスト
が低い)
・自然素材(木材、塗壁、瓦等)を使っ
た家
・メンテナンスしやすい家(劣化した材
料の取替え、再利用が容易な家)
・建築仕上げ材(杉・桧の無垢材、塗
壁、タイル)から、触感、視覚温度を
和らげる家
・地域環境を配慮した家 (町なみ、近隣への心遣い)
・風通しのいい家(夏の暑さを和らげる)
・健康負荷が少ない安全な材料を使った家
(大切な家族の健康への配慮)
自然素材で家族が育む住まい(省エネ住
宅)
30代夫婦に小学生、幼児、共に男の子
の4人家族、若い家族の子育てを支援す
る家。子供がのびのびと、親は、癒しを
求めた家。LDKを中心に、水回りを配置
し、1階に夫婦寝室、2階に子供部屋
リビングの天井は、南側ウッドデッキへ 繋げる勾配天井、開放的な空間、床と天井は、杉板張り、壁は、塗壁仕上げで、癒される空間となっている。小上がりのある和室は、子ども達の遊び空間だったり、お昼寝空間となる。天井、壁は、杉板張りで、杉の香りに包まれている。